
妊活・不妊・不育
さまざまな角度からお身体を拝見し、妊娠を妨げている要因を明確にします。
妊娠しにくい理由を皆様に明らかにお伝えすることで、お一人ずつそれぞれに合った治療を行います。
器質的原因:子宮内膜症、子宮筋腫、多嚢胞性卵巣(PCO)など
機能的原因:黄体機能不全、高プロラクチン血症、排卵障害、子宮内膜着床不全など
不妊症の原因がこれらの疾患にある場合、骨盤の歪みや
ストレス、食生活の乱れ、冷えなどが重なり、「瘀血」
(ドロドロした血液)が作られる状況が多くなり子宮や卵巣の機能も低下させてしまいます。
東洋医学では内膜症や筋腫は瘀血による症状と捉えて治療を行います。
病院での治療ではアプローチしにくい子宮の環境も、
鍼灸治療を併用することで血流を増加させ、妊娠しやすい環境にすることが可能です。
骨盤内には膀胱や直腸があり、女性には妊娠に必要な卵巣や子宮などの
生殖器が存在するため、骨盤の環境は妊娠に大きく影響します。
人間の骨盤は四足歩行の名残りからか、
骨盤が30度ほど傾き、負担がかかりやすくなっています。それに加え 昔に比べ歩く
機会・体力が減っているため、
足腰が弱体化し骨盤の負担に拍車をかけています。
骨盤は周囲の筋肉によって支えられており、これらの筋肉のバランスが
崩れると骨盤の歪みにつながり、子宮や卵巣が本来の働きを行うことが
出来なくなり、様々な症状を引き起こします。
月経痛・排尿症状・痔・足の冷えなどもこれらの症状の1つです。
鍼灸治療で骨盤を支える筋肉の緊張を緩め、骨盤の歪みを調整します。
そうすることで血流が改善され、本来の骨盤環境に戻り、妊娠する力が高まります。
女性には月経があり、そのたびに生命のエネルギーである血液を放出します。
それは身体にとって大きな負担です。
様々な要因で内臓の働きが低下してすると、
身体はまず生殖器の働きを弱め、生命維持を
優先させます。
すると妊娠するだけの機能が発揮できない
ため、妊娠しにくくなってしまうのです。
これは生命を維持するために「妊娠させないようにしている」状況です。
月経周期と体重の関係は深く、
過食や運動不足による肥満や、無理なダイエットや摂食障害で体重が減少しやせ状態になると、
月経不順・無月経などの月経異常を引き起こします。
生殖器の働きを正常化するには、まず内臓の働きを正常化し妊娠できる身体にすることが必要です。
視床下部はホルモン分泌や自律神経の働きの中枢です。
視床下部で過重にストレスを受けると、自律神経の乱れを引き起こし、ホルモン分泌指令を出さなくなってしまいます。
自律神経が乱れると、不眠・不安・冷え・頭痛・いらいらなどの症状が現れ、ホルモンバランスが乱れると、月経不順や排卵障害・不正出血を引き起こします。
これらの不定愁訴は、継続的に鍼灸治療を行うことで軽減していきます。
自律神経を整えることで、ホルモン分泌状態が安定し、
妊娠しやすい身体へと導くことができます。
着床障害には免疫状態が関係している可能性もあります。
自律神経の乱れが免疫異常を引き起こし、着床を妨げている可能性があるため、鍼灸治療で自律神経と免疫状態の調整を行い、
着床しやすい環境に導きます。
熱の刺激によって引き起こされる生理的な反応を利用して、血管を拡張させたり、痛みを和らげる効果があります。またお灸による免疫系の調節作用も様々な研究で期待されています。
筋の緊張をほぐして血行を良くします。血流が良くなることで代謝を高める効果も期待できます。
※赤い痕が残りますが、一週間ほどで綺麗に消えます。
近赤外線(光の中でも最も生体深達性の高い波長帯)を用いた光線治療器です。近赤外線を体内の神経や血管に照射することで、緊張を和らげ、血管を拡張させる効果があります。血流の改善、並びに自律神経系の調節を期待しています。
低周波を用いた通電療法や特別な手技を用いた治療法です。骨盤内の血流改善を目的に、難治性の卵巣機能障害や着床不全などに通常の施術に加えて行います。卵巣機能の改善並びに着床率の向上を期待しています。