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妊活の豆知識

妊娠の安定期はいつから?過ごし方や注意点

妊娠期間は生まれてくる赤ちゃんへの期待が膨らむ喜びの時期ですが、体調の変化や不安などさまざまな感情を抱えることがあります。安定期とは何か、その特徴や過ごし方を知ることで、より安心してこの特別な期間を過ごす手助けになります。今回の記事は妊娠の安定期について詳しくご紹介します。

安定期はいつから入る?

妊娠の安定期はいつから?過ごし方や注意点|明生鍼灸院

妊娠初期と呼ばれるのは妊娠12週までです。この時期は流産のリスクが比較的高いとされています。しかし、妊娠12週を過ぎると、流産のリスクが大幅に低下し、安定期と呼ばれる時期に入ります。この安定期は、胎児の臓器がほぼ形成され、妊娠の体調も安定してくる時期とされます。この時期、多くの妊婦さんはつわりが収まり、妊娠をより楽しむことができるようになります。

安定期の過ごし方

妊娠の安定期はいつから?過ごし方や注意点|明生鍼灸院

安定期に入ってからも油断は禁物です。こちらでご紹介する3点を意識しながら、赤ちゃんにも母体にも良い過ごし方をしていきましょう。

①適切な運動を取り入れる

安定期には適度な運動が推奨されています。特に、妊婦ヨガや水中ウォーキングは、関節に負担をかけずに心と体をリフレッシュさせることができるため、多くの妊婦さんにおすすめされています。また、日常の散歩も血行を良くし、むくみの予防や筋肉の維持に役立ちます。運動を始める際は、無理をせず、自分の体調をよく観察しながら行うことが大切です。

②心のケアとリラクゼーション

妊娠中はホルモンバランスの変化や体調の変動により、気分の浮き沈みが激しくなることがあります。リラックスするためのアロマテラピー、瞑想、深呼吸などのリラクゼーション法を取り入れることで、心のバランスを保つ手助けとなります。また、趣味や好きなことをする時間を持つことも、気分転換として有効です。

③栄養バランスの良い食事と水分補給

妊娠中の食事は、母体の健康維持だけでなく、胎児の発育にも直結します。バランスの良い食事を心掛け、特に葉酸や鉄分、カルシウムなどの必要な栄養素をしっかり摂取することが大切です。加えて、妊娠中は通常よりも水分が必要とされるため、こまめな水分補給を心掛けることで、妊娠中の一般的な悩みである便秘やむくみの予防につながります。

安定期の体調の変化

妊娠の安定期はいつから?過ごし方や注意点|明生鍼灸院

安定期も体調の変化はありますが、先に知っておくことでいざという時に対応ができるようになります。ここでは体調の変化について3点ご紹介します。

①胎動の変化

安定期に入ると、胎動を感じることが増えてきます。最初は内臓が動くような、ふわっとした感じから始まり、徐々にはっきりとしたキックやぐるぐると動く感覚に変わってきます。妊娠20週頃から感じられることが多く、日に日に活発になってきます。この胎動は、胎児の成長や活発な動きを実感することができるため、多くの妊婦さんにとって、喜びと安心感をもたらすものとなります。

②腰痛や足のむくみの対処法

胎児の成長や体重の増加に伴い、腰痛や足のむくみを感じる妊婦さんも増えてきます。特に立ち仕事や長時間の座りっぱなしは、腰痛の原因となることが多いです。定期的にストレッチをする、適度な運動を取り入れる、低反発のクッションを使うなどの工夫で、これらの症状の緩和が期待できます。むくみに関しては、足を高くして休む、塩分の取り過ぎを控える、適度な運動をすることで、軽減することが可能です。

③つわりの後遺症と体の変化

多くの妊婦さんが初期に経験するつわりは、安定期に入ると和らいできますが、場合によってはつわりの後遺症として、食べ物の好みの変化や嗜好の変わり方を感じることがあります。また、胸が大きくなったり、皮膚の色素沈着やストレッチマークの出現など、体の変化も見られるようになります。これらは妊娠ホルモンの影響で起こる自然な変化であり、出産後には徐々に元の状態に戻ってきます。

安定期はいつまで続く?

妊娠の安定期はいつから?過ごし方や注意点|明生鍼灸院

妊娠は、一般的に40週を基準として計算され、3つの期間に分けることが一般的です。1つ目は妊娠1~12週、2つ目は妊娠13~26週、そして3つ目は妊娠27週以降となります。安定期は主に2つ目の妊娠13週から26週までの期間を指します。

この期間は、妊娠初期のつわりや体調の不調が落ち着き、また、出産に向けての体の大きな変化が始まる前の比較的安定した時期とされています。体調も比較的安定しており、お腹も大きくなりすぎていないため、普段の生活活動や旅行なども比較的楽に行える時期です。しかし、3つ目の期間に入ると、お腹が大きくなることで体重が増加し、腰痛や足のむくみ、動きづらさなどの新たな体の変化や不調が出てくることが多いです。

そのため、安定期と言われるこの時期は、出産に向けた準備や、自分の体調管理、リラクゼーションを十分に楽しむ良い機会となります。この期間をうまく利用して、心身ともに最良の状態を目指しましょう。

安定期の注意点

妊娠の安定期はいつから?過ごし方や注意点|明生鍼灸院

安定期はそれまでに比べて比較的普段通りの生活が送れるようになりますが、注意点もあります。ここでは3つに分けてご紹介します。

注意点①:過度なストレスと疲労の回避

妊娠中は、過度なストレスや疲労は胎児への影響が考えられるため、避けることが推奨されています。過度なストレスは、早産や低体重児のリスクを高める可能性があるとも言われています。日常の忙しさや仕事、家庭の問題などでストレスを感じた場合、適切なリラクゼーション方法を見つけるか、サポートを受けることを検討しましょう。

注意点②:食材の選び方と食事の注意点

妊娠中は、リステリアやトキソプラズマといった感染症のリスクを低減するため、生の魚や肉、卵などの食材選びに注意が必要です。特に、生魚や刺身は寄生虫の感染リスクがあるため、信頼できる店舗での購入や、十分な加熱調理が必要です。また、妊娠高血圧症候群の予防のため、過度な塩分の摂取を控えることも大切です。

 注意点③:過度なカフェイン摂取の制限

妊娠中のカフェイン摂取は、適度に制限することが推奨されています。過度なカフェイン摂取は、流産や低体重児のリスクを上げる可能性が指摘されています。コーヒーや紅茶、緑茶、コーラなど、カフェインを含む飲み物や食品を摂取する際は、1日の摂取量に気を付けることが大切です。

まとめ

妊娠の安定期はいつから?過ごし方や注意点|明生鍼灸院

妊娠の安定期は、多くの女性が安心して過ごせる期間として知られています。

妊娠初期のつわりや体調の変動が落ち着き、妊娠後期の身体的な重さや動きづらさを迎える前の、比較的安定した時期です。一般的には妊娠13週から26週までを指し、この期間は体調管理や出産に向けた準備の大切な時期となります。

安定期に入ったからといって、油断は禁物。適切な体調の管理や食事、運動、休息のバランスを取りながら、安全に過ごすことが求められます。また、この期間はお腹が大きくなりすぎていないので、日常生活や旅行を楽しむチャンスとなる一方、身体の変化や新たな症状が出現することも。そのため、定期的な健診や医師のアドバイスを受けながら、安心して妊娠生活を送ることが大切です。

妊娠は、母体だけでなく、周りの家族やパートナーとともに過ごす特別な期間。安定期を通じて、未来の家族との絆を深め、心の準備をして、出産を迎える日を楽しみに待つことができるでしょう。

明生鍼灸院では、鍼灸による妊活治療や婦人科系疾患の治療を行っております。鍼灸治療によって体のバランスを整え、妊娠しやすい体づくりをサポートします。

鍼灸による妊活は、ぜひ明生鍼灸院にご相談ください。

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