妊活の豆知識

まさか妊娠?思い込み?妊活中の生理前症状

妊活中の女性にとって、生理前の症状はつらいものです。しかし、その中には「もしかして妊娠したかも?」と思わせる症状も存在します。いつもの生理前とは違う症状があると、ついつい期待してしまうもの。
でも、それは本当に妊娠のサインなのでしょうか?それともただの思い込みなのでしょうか?今回は、妊活中の女性が陥りがちな生理前の症状と、妊娠との関係について詳しく解説します。

妊娠超初期症状と生理前症状

妊娠超初期って何?

妊活中であれば、「妊娠超初期」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?妊娠超初期とは、実は専門的な医療用語ではありません。
多くの人が妊娠4週目に妊娠に気づきますが、早い人だと、妊娠3週目に身体の違和感を感じ始めます。
妊娠は3週目で成立しますが、この時期は検査薬も反応しませんし、この時期に起きる身体の症状が生理前と似ているため、妊娠したのか?ただ生理前なのか?判断がつきにくい時期です。そんな妊娠3週目頃を妊娠超初期と呼ぶようになりました。

症状はどれほど似てるの?

妊娠超初期は妊娠3週目頃とお話しましたが、もしこの時期に妊娠が成立していなかったら、生理予定日1週間前ですよね。
みなさんは生理前にどのような症状がありますか?頭痛や腹痛、身体のだるさ。もちろん人それぞれ違いますが、似てると言われる二つの代表的な一部の症状を見ていきましょう。

  • 腹痛:妊娠すると、赤ちゃんが成長するためのスペースを作るために子宮が収縮します。対して生理痛は、子宮内膜が剥がれるときに生じる子宮筋層の収縮によって起きるため、似てる症状が生じます。
  • 胸が張る:生理前と同じように女性ホルモンの変化によって起きます。
  • やたらと眠い:寝ても寝ても眠い症状も似ています。妊娠を継続させ、体温を上げる、プロゲステロンというホルモンの影響と言われています。
  • 理由もなくイライラする:急激なホルモンの変化によって感情のコントロールが難しくなります。
  • 腰痛:生理前には子宮筋層が収縮することで、子宮の位置が変わり、周辺の筋肉や神経に圧迫や刺激を与えることで腰痛が生じますが妊娠すると、骨盤周辺の関節や靭帯が少しずつ緩くなり腰痛が起きます。
  • 肌荒れ:ホルモンバランスの乱れによって肌荒れが生じます。
  • 少量の出血:着床した際、着床出血が起こることがあります。いつも通りの生理だと思ったら、着床出血だった!なんてこともあり得ますので、今後の身体の変化をしっかり観察してくださいね。

どう見分ける?

これほどまでに似ている二つの時期の症状ですが、では一体どのようにして見分けたらいいでしょうか?結論、妊娠3週の時点で妊娠しているかは判断できないため、妊娠超初期では見分けることが難しいです。
しかし、以前のブログ:「妊活・妊娠のタイミングとヒント【成功率を高める方法】」でも紹介した、基礎体温表をつけることによってできるだけ早く知ることができます。

基礎体温表

基礎体温表をつけていると、自分の生理周期や排卵のタイミングが見えて来ます。もし妊娠が成立しているのであれば、排卵日から生理予定日にかけて高温期が続きます。

しかし、残念ながら妊娠が成立していなければ、グラフがガクンと下がるように低温期になり生理が来ます。
基礎体温表をつけることで、自分の体のサインを観察することができ、体の状態を正確に把握し、妊娠にいち早く気づくことができます。

また、妊活においても基礎体温表は非常に有用で、効果的な妊活の一つとして取り入れることができます。手軽につけられ、自分の体と向き合うことができる基礎体温表は、妊活の始めの一歩として取り入れやすい方法です。ぜひ、基礎体温表を使って、自分の体の状態を把握し、健やかな妊娠を目指してください。

まさか妊娠?思い込み?妊活中の生理前症状|明生鍼灸院

※出典:基礎体温

妊活中の生理前、気を付けることは?

特に妊活中でなければ何気なく過ごしている生理前ですが、妊活中だからこそ、生理前の過ごし方には気を遣いたいところ。もし赤ちゃんができた場合、生理前のちょっとした過ごし方がその後の妊娠やお産に影響を与えるかもしれません。そこで、妊活中の生理前にはどんな過ごし方をすればいいでしょうか?さっそく見ていきましょう。

飲酒を避ける

前回のブログ:「妊活中でもお酒をやめられない?妊娠への影響と対策」でもお話ししましたが、妊活中であれば多少の飲酒は問題ありません。
しかし、妊娠の可能性が少しでもある場合は、禁酒するのが無難です。妊娠中にお酒を飲むと、胎児・乳児に低体重や顔面の形態異常、脳障害などを引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。

喫煙を避ける

喫煙は、妊娠中の母体への影響だけでなく、胎児の発育にも深刻な影響を与えることが知られています。実際、喫煙している妊婦から生まれた赤ちゃんは、非喫煙者から生まれた赤ちゃんに比べて、低出生体重児となる頻度が約2倍高くなると言われています。
※出典:妊娠中の喫煙

激しい運動は避ける

軽い筋トレや、ウォーキング程度の運動は、体力維持、体重管理のために非常に重要ですが、転倒の危険があるものや、球技、格闘技などお腹にボールや人がぶつかるような運動は避けましょう。

レントゲン撮影時は必ず伝える

ほとんどのXRay写真は影響がないと言われていますが、もしも腹部や骨盤、腰、または腎臓などの撮影の場合は注意が必要な場合があります。
歯科や頭などの場合でも、妊娠の可能性があることを必ず伝え、医師の判断で撮影しましょう。
※出典:What Kind of X-Rays Can Affect the Unborn Child?

生活習慣の改善

以前のブログ:「妊娠への近道:妊活に必要な食べ物と栄養素」でも妊活中と妊娠中の食生活や大切な栄養素についてのお話をしましたが、少しでも妊娠の可能性がある場合は3食しっかりとバランスの良い食事をし、睡眠や運動習慣の見直しをすることが重要です。

不安なことはかかりつけ医へすぐ相談する

妊活中や生理前は、気持ちの浮き沈みが激しく、些細なことでも悩みがちですよね。そんなときは、かかりつけのクリニックの先生にすぐ相談することが大切です。1人で悩みを抱え込まず、悩みや不安に対して的確なアドバイスをくれる先生と話すことで気持ちが軽くなり、安心感を得られることもあります。

想像妊娠ってなに?

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妊活中に生理が遅れるとまずは妊娠検査薬を試す方が多いかと思いますが、検査薬も陰性なのに妊娠初期症状が現れることがあります。それが想像妊娠です。
では、想像妊娠にはどんな症状があり、どのような人が想像妊娠に陥りやすいのでしょうか?

想像妊娠症状

  1. つわりのような吐き気
  2. 食欲不全
  3. 多少の出血
  4. 高温期が続く

どんな人がなりやすい?

  1. 妊娠を強く望んでる人:ホルモンバランスは脳によってコントロールされています。そのため、「絶対に妊娠しなければ。」そんな考えがストレスになり、排卵や生理を遅らせている可能性があります。
  2. 妊娠を望まない人:反対に妊娠を望んでいないけど、思い当たる行為があったり、生理が少しでも遅れて不安が大きくなりストレスを受けることによって生理が大幅に遅れることもあります。

どちらにせよ、想像妊娠はストレスが原因と言えるので、ストレスを溜め込まない生活が重要です。

まとめ

これまで「妊活中の生理前」についてお話ししてきましたがいかがでしたか?
女性であれば誰しも、生理前の症状に悩むことがありますよね。妊活中であれば特に、生理前の不安や期待が交錯する時期であり、体調の変化や気分の落ち込みなどが起こりやすいでしょう。
そんな女性特有の生理前症状と妊娠超初期症状がとても似ていることを覚えておくと、不安やストレスが少しでも減るかもしれません。ぜひ今回の記事を参考にして、健やかな妊活生活を送ってください。

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