電話予約
WEB予約
instagram
アクセス
公式LINE 無料相談

妊活の豆知識

妊活でできること|クリニックに行く前に試したい不妊対策と体づくり

妊活を始めたいけれど、何からやるべきかわからないと感じる人も多いかもしれません。
妊活とは、妊娠を目指すだけでなく、妊娠に関する知識を深め、心と体を整えるための準備期間を指します。

クリニックに行く前に、まずは自分たちでできることから始めてみませんか。
この記事では、妊活をはじめるカップルが知っておきたい基礎知識から、具体的な体づくりの方法、パートナーとの協力体制の築き方まで、やるべきことを網羅的に解説します。

そもそも妊活とは?妊娠に向けた準備をはじめよう

妊活とは、将来の妊娠・出産を見据えて、体や生活環境を整える活動全般を指します。
具体的には、妊娠に関する正しい知識を学び、自分の体のリズムを把握し、健康的な生活習慣を心がけることが含まれます。
結婚したらすぐに子どもを授かると考えている人もいますが、まずは自分たちの体についての基礎知識を得ることが大切です。

妊活の始め方に決まった形はありませんが、パートナーと将来の家族計画について話し合い、協力しながら準備を進めていくことが第一歩となります。

妊活の第一歩!まずは妊娠しやすいタイミングを知ることが重要

妊活を始めるにあたり、まずは妊娠が成立する仕組みを理解し、妊娠できる確率が高い時期を把握することが基本となります。
排卵された卵子と精子が出会うことで受精しますが、卵子と精子にはそれぞれ寿命があるため、妊娠可能な期間は限られています。

闇雲にタイミングを合わせるのではなく、排卵の時期を予測し、その期間に性交渉を持つ「タイミング法」を実践することで、妊娠の可能性を高めることが可能です。
自分たちの体のリズムを知ることから始めていきましょう。

基礎体温を測って排卵の時期を把握する

基礎体温の計測は、排卵日を予測するための基本的な方法の一つです。
婦人体温計を使い、毎朝目覚めた後、体を動かす前に舌の下で体温を測り、記録を続けます。

月経周期が順調な場合、基礎体温は月経開始から排卵までが「低温期」、排卵後から次の月経までが「高温期」という二相のグラフを描きます。
一般的に、体温が最も低くなる低温期の最終日あたりに排卵が起こると推測されます。
このグラフの変化を観察することで、自分の体のリズムや排卵のタイミングを把握する手がかりになり、ホルモンバランスが整っているかの目安にもなります。

排卵検査薬を使ってより正確なタイミングを知る

基礎体温だけでなく、排卵検査薬を併用すると、より正確に排卵のタイミングを予測できます。
排卵検査薬は、排卵の直前に脳から分泌される黄体形成ホルモン(LH)の尿中の濃度を調べるものです。
検査薬が陽性反応を示してから約24~36時間以内に排卵が起こると予測されるため、妊娠の可能性が最も高い時期を特定するのに役立ちます。

排卵後の卵子の寿命は約24時間と短いため、このタイミングを逃さないことが重要です。
基礎体温の変化と合わせて活用することで、タイミング法の精度を高めることにつながります。

スマホアプリで生理周期を手軽に管理する

日々の基礎体温や月経周期の記録を続ける工夫として、スマートフォンアプリの活用が便利です。
基礎体温や月経の開始日・終了日を入力するだけで、自動的にグラフを作成し、次の排卵日や月経日を予測してくれます。
カレンダー機能で体調の変化をメモしておけば、自身の体のリズムを客観的に把握しやすくなります。

また、記録したデータは、もし医療機関を受診する際にも、医師に体の状態を正確に伝えるための貴重な情報となります。
手軽に始められるため、妊活の第一歩として取り入れやすい方法です。

妊娠しやすい体をつくるために今日からできる5つの生活習慣

妊娠に向けた体づくりは特別なことばかりではありません。
日々の生活習慣を見直し、心身ともに健康な状態を保つことが、妊娠しやすい体、そして健康な赤ちゃんを育むための土台となります。

食事や運動、睡眠といった基本的な生活習慣を整えることは、ホルモンバランスを安定させ、生殖機能を正常に保つために不可欠です。
パートナーと一緒に、今日からできることに取り組み、楽しみながら健康的な生活を目指していきましょう。

栄養バランスの取れた食事を心がける

妊娠しやすい体づくりの基本は、栄養バランスの取れた食事です。
特定の食品だけを摂取するのではなく、主食・主菜・副菜をそろえ、多様な食材から栄養を摂ることを意識します。

特に、体を温める作用のある根菜類や、細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用を持つビタミンA・C・Eを含む緑黄色野菜などを積極的に取り入れると良いでしょう。
加工食品やインスタント食品は避け、できるだけ手作りの食事を心がけることが望ましいです。
栄養素の一覧を覚えるよりも、まずはバランスのよい食事を3食きちんと摂る習慣をつけることが大切です。

赤ちゃんのために必要な葉酸を積極的に摂取する

葉酸は、ビタミンB群の一種であり、細胞の分裂や成長に不可欠な栄養素です。
特に、妊娠初期の胎児の神経管閉鎖障害という先天性異常のリスクを低減する効果があることがわかっており、厚生労働省も妊娠を計画している女性に対して積極的な摂取を推奨しています。

葉酸はほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれますが、食事だけで十分な量を摂取するのは難しいとされています。
そのため、妊娠前から栄養補助食品であるサプリなどを活用し、1日あたり400μgの葉酸を安定的に摂取することが勧められます。

適度な運動を取り入れて健康的な体重をキープする

健康的な体重の維持は、男女ともに生殖機能にとって重要です。
過度な痩せや肥満はホルモンバランスの乱れを引き起こし、排卵障害や精子の質の低下につながることがあります。

特に運動不足になりがちな20代や30代は、意識的に体を動かす習慣を取り入れましょう。
ウォーキングやヨガ、ストレッチといった軽度な運動は、血行を促進し、体の冷えを改善する効果が期待できます。
また、適度な運動はストレス解消や気分をリフレッシュさせる効果もあるため、心身のコンディションを整える上で役立ちます。

質の良い睡眠でホルモンバランスを整える

睡眠は、体のリズムを整え、ホルモンバランスを正常に保つために不可欠な要素です。
睡眠中には、妊娠に関わる様々なホルモンが分泌されるため、睡眠不足や質の低下は、ホルモンバランスの乱れにつながる可能性があります。

質の良い睡眠を確保するためには、就寝前にスマートフォンやパソコンの画面を見るのを控え、寝室を暗く静かな環境に整えることが有効です。
毎日決まった時間に就寝・起床する習慣をつけ、体のリズムを整えることが大切です。
わかりやすいルールを自分で決めて、リラックスできる睡眠環境を整えましょう。

禁煙して妊娠の確率を高める

喫煙は妊娠の確率を著しく低下させる要因の一つです。
タバコに含まれる有害物質は血流を悪化させ、卵巣や子宮の機能を低下させる可能性があります。
また、卵子の質の低下や早期閉経のリスクを高めることも指摘されています。

これは女性だけでなく男性にも当てはまり、精子の数や運動率の低下を引き起こします。
受動喫煙も同様に悪影響があるため、パートナーのどちらかが喫煙している場合は、二人で協力して禁煙に取り組むことが不可欠です。
特に40代など高齢での妊活では、リスク因子を一つでも減らすことが重要になります。

妊活は2人で取り組むことが大切

妊活は女性一人で抱え込む問題ではありません。
妊娠は女と男二人の協力があって初めて成り立つものであり、不妊の原因も男女双方にある可能性があります。
そのため、妊活を始めるときからパートナーと情報を共有し協力し合う姿勢が不可欠です。

検査や生活習慣の改善など、お互いの心と体の状態を理解し精神的なサポートをし合うことで、妊活中の不安やストレスを乗り越えやすくなります。
二人で同じ目標に向かうチームとして、妊活に取り組みましょう。

パートナーと将来について話し合う機会を持つ

妊活を始める前に、まずはパートナーと将来についてじっくり話し合う時間を持つことが重要です。
いつ頃子どもが欲しいのか、何人くらい欲しいのか、どのような子育てをしたいのかといった具体的なビジョンを共有することで、二人の足並みがそろいます。

また、妊活を進める中での不安やプレッシャーについて、率直に気持ちを伝え合える関係を築くことも大切です。
特に夫や男性パートナーは、女性が感じる身体的・精神的な負担を理解し、寄り添う姿勢が求められます。
お互いの価値観を尊重しながら、協力体制を築いていきましょう。

男性も自分の体の状態を知るための検査を受ける

不妊の原因の約半数は男性側、あるいは男女双方にあるとされています。
そのため、妊活を始める際には、女性だけでなく男性も自身の体の状態を把握するために検査を受けることが非常に重要です。

クリニックで受けられる精液検査では、精子の数や濃度、運動率、形態などを調べることができます。
この検査によって、精子の状態に問題がないかを確認し、もし問題が見つかった場合でも、早期に原因を特定して治療や対策を始めることが可能です。
男性も当事者として積極的に検査を受け、パートナーと共に妊活に取り組む姿勢が求められます。

セルフケアでうまくいかない場合は専門医に相談しよう

タイミング法や生活習慣の改善といったセルフケアを一定期間続けても妊娠に至らない場合や、年齢的な不安がある場合は、一人で抱え込まずに専門の医療機関に相談することを検討しましょう。

不妊の原因は様々であり、専門的な検査を受けなければわからないことも少なくありません。クリニックを受診することは、不妊の原因を特定し、自分たちに合った適切な治療法を見つけるための第一歩です。専門家のサポートを得ることで、妊娠への道筋が明確になる可能性があります。

クリニックで受けられる基本的な不妊検査の内容

不妊の原因を調べるため、クリニックでは様々な検査が行われます。
女性の場合、まずは月経周期に合わせて超音波検査で子宮や卵巣の状態を確認し、血液検査でホルモン値を測定します。

また、卵管が詰まっていないかを調べる卵管造影検査や、排卵の有無を確認する検査も行われます。
一方、男性の基本的な検査は精液検査です。
精液を採取し、精子の数や運動率、形態などを詳しく調べます。
これらの検査結果を総合的に判断し、不妊の原因を探っていきます。
クイズのように正解を探すのではなく、体の状態を正確に知ることが目的です。

不妊治療にはどんな選択肢がある?主な治療法を紹介

不妊治療は、原因や年齢、体の状態に応じて様々な選択肢があります。
一般的には、負担の少ない治療から段階的に進めていく「ステップアップ方式」が取られます。

まずは医師の指導のもとで排卵日を予測し、性交渉のタイミングを合わせる「タイミング法」から始まります。
それで妊娠に至らない場合は、排卵誘発剤を使って排卵を促したり、精子を子宮内に直接注入する「人工授精」に進みます。
それでも難しい場合は、体外で受精させた卵を子宮に戻す「体外受精」や「顕微授精」といった高度生殖医療が検討されます。
治療をくり返すことも視野に入れて相談します。

不妊治療にかかる費用と利用できる助成金制度

不妊治療には、健康保険が適用されるものと、適用されない自費診療のものがあります。
タイミング法や人工授精など一部の治療は保険適用となりますが、体外受精や顕微授精といった高度生殖医療は高額な費用がかかることが一般的です。

こうした経済的負担を軽減するため、国や地方自治体では不妊治療費の助成金制度を設けています。
助成の内容や対象となる条件は自治体によって異なるため、お住まいの市区町村の窓口やウェブサイトで確認することが重要です。
治療をくり返し行う可能性も考慮し、事前に費用や制度について調べておくと安心です。

まとめ

妊活は、妊娠しやすいタイミングを知ることから始まり、食生活や運動習慣の見直しといった、日々の暮らしの中で実践できることが数多くあります。
まずはパートナーとよく話し合い、二人で協力しながら、できることから始めてみましょう。

そして、セルフケアを続けても結果が出ない場合や、少しでも不安を感じることがあれば、専門のクリニックに相談することも大切な選択肢の一つです。
自分たちのペースを大切にしながら、前向きに取り組んでいくことが何よりも重要です。

明生鍼灸院が選ばれる理由 — 7,000組以上の実績と科学的根拠に基づいた不妊治療

明生鍼灸院は、30年以上にわたる臨床経験と、7,000組以上の妊娠・出産に携わってきた確かな実績をもとに、妊活中の方一人ひとりに寄り添った体づくりを行っています。妊活でできることは、生活習慣の見直しやタイミングの工夫など多岐にわたりますが、体の状態を正しく整えることが重要です。

当院では、不妊治療専門の俵IVFクリニックと密に連携し、婦人科の最新知識と科学的根拠に基づいた鍼灸治療を提供しています。

また、日本生殖医学会などで100を超える学会発表を行い、常に知見を更新し続けてきました。セルフケアだけでは不安を感じる方も、根拠あるサポートのもとで、安心して妊活に取り組んでいただけます。

鈴木 裕明

明生鍼灸院 院長/全日本鍼灸学会 認定鍼灸師

関連記事

最近の記事
  1. 妊活でできること|クリニックに行く前に試したい不妊対策と体づくり

  2. 妊活中の便秘は不妊の原因?薬に頼らない解消法と対策

  3. 不妊治療の平均費用は?保険適用後の金額と治療ステップ別に解説

おすすめ記事