妊活を続けているけれど、なかなかタイミングが合わず悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
日本は世界最大の不妊治療大国であり、現在6組に1組の夫婦が不妊治療を行っています。
妊活において、排卵時期に性行為を行うことはとても重要なことですが、排卵時期にパートナーとのタイミングが合わないなど、妊活にはさまざまな悩みがつきものです。
赤ちゃんを授かるには、妊活のタイミングをしっかりと見極め、パートナーと情報共有することが重要となります。
妊活を続けていてもタイミングが合わないと、妊娠できず疲弊してしまい「不妊うつ」や「不妊ノイローゼ」の原因となってしまう可能性があります。
妊活に重要なタイミングが合わない原因を解決し、スムーズに妊活を行いましょう。
妊娠しやすいタイミングとは?
一般的に、妊娠しやすいタイミングは排卵時期の1~2日前が最も高いといわれています。
精子の寿命は女性の体内で2~3日、排卵後の卵子の寿命は約1日であり、排卵時期の数日前から2日おきに性行為すると妊娠の確率が高まります。
妊活を成功させるには、まず妊娠しやすいタイミングをしっかりと把握することからはじめましょう。
排卵時期の予測の仕方は以下の方法があります。
- 基礎体温
- おりものの変化
- 排卵検査薬
排卵時期はおりものの変化で予測することができ、妊活はおりものの変化に注意してみよう!役割と状態の違いのコラムで詳しく説明しておりますので、ぜひ合わせてお読みください。
タイミングが合わない原因
排卵時期が分かっていても妊活のタイミングが合わず、なかなか妊娠に至らず焦ってしまう方も多いのではないでしょうか。
タイミングが合わない原因には、排卵時期のズレや夫婦の生活リズムの違いがあります。
共働きの夫婦が増えている現代では、妊活のタイミングを夫婦で協力して合わせなくては
いけません。
妊活のタイミングが合わない原因はいくつかあり、仕事の都合や家庭環境やによってさまざまです。
原因をしっかりと把握することは妊活の第一歩と言えます。
原因①:排卵時期のズレ
排卵は卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモンという2種類のホルモンの働きによって起こります。
排卵時期のズレは生理周期が安定している人でも起こりうることで、長い時には1週間ほどズレてしまうこともあります。
排卵時期がズレてしまう原因は主に以下の2つです。
ホルモンバランスの乱れ
先ほどもお伝えしたように、排卵は2種類のホルモンの働きにより起こるため、ホルモンバランスが崩れていると排卵の時期がズレてしまいます。
ホルモンバランスが乱れる原因としては、ストレス・過労・生活習慣の乱れ・加齢などが挙げられます。
改善策としては、しっかり休息して規則正しい生活を送ることです。
妊活が思うようにいかないと、ストレスを感じてしまう方も多いですがあまり自分を追い込まず、ゆったりとした姿勢で望みましょう。
卵巣機能の低下
卵巣機能は加齢とともに低下していき、排卵時期がズレる原因となります。
健康な人でも35歳ごろから卵巣機能の低下が現れ、45~55歳くらいで閉経します。
加齢とは別に、体調不良やストレスによっても卵巣機能は低下することがあり、妊活中はタイミングを合わせることも重要ですが、体調管理を怠らないことも必要です。
排卵時期がズレやすい人は、基礎体温での排卵時期の確認や排卵検査薬、病院でのエコー検査をおすすめします。
原因②:夫婦間の温度差
妊活は女性だけで行うものではなく、パートナーに協力してもらいタイミングを合わせることが重要です。
妊活への温度差がある夫婦では、女性が早く子供が欲しいと思っていても、パートナーが自分の趣味や用事を優先させてしまうことがあります。
妊娠しないことに焦る女性に対し、どこか他人事と思ってしまっている男性の話をよく耳にします。
日本では、性に対して積極的に話し合う夫婦は少なく、自分の意見を言えない人が多くいます。
海外に比べ性教育の場も少なく、妊娠するためには排卵時期にタイミングを合わせて性行為をしなくてはいけないことをあまり分かっていない男性もいます。
妊活への温度差をなくすためにはしっかりと夫婦で話し合い、お互いの意見を尊重し合いながら自分たちのペースで妊活に取り組みましょう。
原因③:仕事や生活リズムのズレ
現在共働きの夫婦は7割を超えており、妊活のタイミングが合わない大きな原因となっています。
結婚後もフルタイムで勤務する女性も増え、仕事と家事、さらには育児や介護と両立させながらの妊活は大変なものです。
それに加え、パートナーが夜勤や残業、出張などで忙しい場合、夫婦間で生活リズムのズレが起こり妊活のタイミングを逃してしまいがちです。
妊活のタイミングが合わないときは、パートナーとスケジュールの共有を行い、計画を立てて行いましょう。
原因④:同居の家族がいる
妊活に励むうえで同居の家族がいる場合、気を使ってしまい夫婦のタイミングが合ってもなかなか性行為に踏み込めないケースが多いのではないでしょうか。
さらには、同居の家族と馬が合わず日ごろからストレスを溜め込んでいる方は、ホルモンバランスの崩れや排卵時期のズレなどに関係してきます。
同居の家族がいる場合、妊活のタイミングが合わせにくいだけではなく、ストレスに繋がりやすいため注意が必要です。
妊活のタイミングが合わない解決法
妊活のタイミングが合わない原因は、夫婦や家族のライフスタイルによってもさまざまであり、しっかりと解決策を立てる必要があります。
問題を解決しないまま妊活を続けていても、パートナーとのすれ違いに繋がりストレスの原因となってしまいます。
妊活を経験した人が実践して、効果のあった解決法をご紹介しますので、ぜひ取り入れてみてください。
解決法:①排卵時期を把握し情報共有する
最近では「妊活アプリ」と呼ばれ、排卵時期や生理日の情報をパートナーと共有できるアプリが多く配信されているのをご存じでしょうか?
生理日や基礎体温を入力するだけで、次の排卵時期を予想することができ、妊活に関する情報も多く掲載されています。
男性は妊活に関する情報に疎い方もおり、情報集めのツールとしても活躍が期待できます。
人にはなかなか聞けない事や、性に関する悩み事のコラムも充実しているものが多いため、女性にとっても、良い情報源として活用できます。
妊活には排卵時期と性行為のタイミングを合わせることが重要なため「自分から誘うのは恥ずかしい」「排卵時期を直接伝えるとパートナーのプレッシャーになりそう」という女性におすすめです。
解決法:②夫婦でしっかり話し合う
やはり妊活のタイミングを合わせるためには、夫婦でしっかりと向き合い正直な気持ちで話し合うことが重要です。
特に妊活に対して夫婦間で温度差が生じている場合、子供が欲しいことや、パートナーにもっと妊活に意欲的に取り組んで欲しいことをしっかりと伝えましょう。
女性の妊活への焦りがプレッシャーになってしまい、ストレスを感じているパートナーも多くいます。
妊活は夫婦でよく話し合い、タイミングを合わせて互いにストレスにならないように進めていきましょう。
まとめ
妊活を成功させるためには、排卵時期を把握し夫婦でタイミングを合わせることが重要です。
タイミングの予測方法は、基礎体温やおりものの変化などいくつかあり、組み合わせることで排卵時期の的中率を上げることができます。
妊活において、一番簡単な不妊治療ともいわれるタイミング法の詳しい内容は妊活の登竜門。タイミング法とは?のコラムをご覧ください。
現在では共働きの家庭も増え、夫婦で妊活のタイミングを合わせることが難しい場合が多くあります。
妊活について夫婦でしっかりと話し合い、排卵時期の情報共有やスケジュール管理などをしてタイミングを合わせていきましょう。
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