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妊活の豆知識

経産婦が妊娠しやすい理由とは?体の変化と二人目不妊の注意点

一度出産を経験した経産婦は妊娠しやすい、という話を耳にしたことがあるかもしれません。
確かに、出産を経た体には妊娠に有利な変化が起こることがあります。
しかし、すべての経産婦がすぐに二人目を授かるわけではなく、年齢やライフスタイルの変化が妊娠しやすさに影響を与えることも事実です。

この記事では、経産婦が妊娠しやすいと言われる理由や体の変化、そして「二人目不妊」の可能性について解説します。

経産婦が妊娠しやすいと言われる4つの理由

経産婦は妊娠しやすいと言われることには、医学的な観点からいくつかの理由が考えられます。
一度出産を経験した体は、子宮や産道が妊娠に適した状態になっていたり、血流が良かったりと、受精卵が着床しやすい環境が整っている場合があります。

また、初産婦と比べて妊娠・出産への知識や経験があるため、精神的な余裕が生まれることも、経産婦の方が妊娠しやすいとされる一因です。

理由1:出産経験で子宮や産道が妊娠に適した状態になるため

一度目の出産で子宮や産道が大きく広がるため、経産婦の体は初産婦に比べて妊娠の準備が整っている状態といえます。
具体的には、子宮口が少し開いた状態になりやすく、精子が子宮内に入りやすくなったり、受精卵が着床しやすくなったりするのです。

また、産道も一度赤ちゃんが通ったことで広がり、柔軟性が増しています。
これらの身体的な変化は、二人目以降の妊娠がスムーズに進む一因となり得ます。
ただし、高齢での出産の場合は、これらのメリットよりも年齢による卵子の質の変化が妊娠のしやすさに大きく影響することもあります。

理由2:一度妊娠した経験が精神的な安心感につながるため

初めての妊娠では、多くの人が体の変化や出産のプロセスに不安を感じるものです。
しかし、一度経験している経産婦は、妊娠初期の兆候や体調の変化に気づきやすく、落ち着いて対応できます。
例えば、つわりの症状や胎動の感覚など、前回との違いを冷静に比較し、些細な変化に一喜一憂しすぎることが少なくなります。

このような精神的な余裕は、妊活におけるストレスを軽減する効果が期待できます。
過度なストレスはホルモンバランスを乱し、排卵に影響を与えることもあるため、リラックスした状態で妊活に臨めることは大きな利点です。

理由3:子宮への血流が良い状態に保たれ着床しやすくなるため

妊娠中は胎児に栄養を届けるため、子宮への血流量が大幅に増加します。
出産後、子宮は元の大きさに戻ろうとしますが、一度増えた子宮周りの血管網は完全に元に戻るわけではなく、血流が豊富な状態が保たれやすい傾向にあります。

子宮内膜への血流が十分であることは、受精卵が着床するための「ふかふかのベッド」を作る上で非常に重要です。
温かく栄養豊富な子宮内膜は、受精卵が根を下ろし、成長していくための理想的な環境となります。
このため、良好な血流が維持されていることは、経産婦が妊娠しやすいとされる理由の一つです。

理由4:妊娠から出産までの流れを把握できているため

一度妊娠から出産までを経験しているため、妊活を計画的に進めやすいというメリットがあります。
例えば、自身の排卵周期や妊娠しやすいタイミングについて、前回の経験からある程度の予測が可能です。

基礎体温の変化やおりものの状態など、体のサインを見逃さずにタイミングを合わせやすくなります。
また、妊娠初期の症状や、その後の体の変化についても知識があるため、焦らずに対応できるでしょう。
こうした経験に基づく知識は、二人目の妊活を効率的かつ精神的に安定した状態で行うための助けとなります。

一度出産を経験した経産婦の体の具体的な変化

出産という大きな仕事を終えた女性の体には、様々な変化が起こります。
これらの変化の中には、次の妊娠をサポートするように働くものも少なくありません。
例えば、子宮口や骨盤周りの柔軟性が増したり、ホルモンバランスが整ったりすることがあります。

ここでは、一度出産を経験した経産婦の体に起こる具体的な変化について、3つのポイントから解説します。

子宮口が柔らかくなり受精卵が着床しやすくなる

初産婦の場合、子宮の入り口である子宮口は固く閉じています。
しかし、一度出産で赤ちゃんが通ると、子宮口は完全には元の状態に戻らず、初産婦に比べて少し開いた、柔らかい状態になることが一般的です。
この変化により、精子が子宮内に到達しやすくなるというメリットがあります。

また、子宮全体も一度大きく伸びて収縮する経験をしているため、血行が促進され、受精卵が着床するために必要な厚さの子宮内膜が育ちやすい環境が整っていると考えられます。
こうした子宮の状態が、二人目以降の妊娠のしやすさにつながる一つの要因です。

骨盤周りの筋肉や靭帯に柔軟性が生まれる

妊娠後期から出産にかけて、体は赤ちゃんが通りやすいように「リラキシン」というホルモンを分泌します。
このホルモンの働きにより、骨盤の関節をつなぐ靭帯が緩み、骨盤が広がりやすくなります。

出産を経験することで、骨盤周りの筋肉や靭帯は一度大きく引き伸ばされるため、初産婦の時よりも柔軟性が増した状態になります。
この柔軟性は、二人目の妊娠時にお腹が大きくなる過程での体の負担を軽減したり、出産をスムーズに進めたりする上で有利に働く可能性があります。
ただし、産後の骨盤ケアが不十分だと、歪みが残って腰痛などの不調の原因になることもあります。

妊娠と出産を経てホルモンバランスが整いやすい

妊娠から出産、そして産後にかけて、女性の体内ではホルモンバランスが劇的に変化します。
この大きな変動を経ることで、それまで乱れがちだったホルモンバランスがリセットされ、整うことがあります。
実際に、一人目の出産後に長年の生理不順が改善されたり、排卵が安定したりするケースは少なくありません。

排卵が規則的になることは、妊娠のタイミングを予測しやすくなるため、妊活において非常に重要です。
ホルモンバランスが安定し、体のリズムが整うことも、経産婦が妊娠しやすいとされる理由の一つとして挙げられます。

経産婦でも妊娠しにくい?「二人目不妊」の主な原因

経産婦は妊娠しやすいという側面がある一方で、二人目の妊活が思うように進まない「二人目不妊」に悩む人も少なくありません。
一人目をスムーズに授かった経験があるからこそ、「なぜ今回は妊娠しないのだろう」と深く悩んでしまうこともあります。

二人目不妊の原因は一つではなく、一人目の出産時から変化した母体の状態や、育児による生活環境の変化など、様々な要因が複雑に絡み合っています。

第一子の出産時から年齢を重ねている

二人目不妊の最も大きな原因として考えられるのが、加齢です。
特に女性は35歳を過ぎると、卵子の質が徐々に低下し、数が減少していくため、妊娠率が下がると言われています。
一人目を早くに出産していても、二人目の妊活を始めるまでに数年が経過していれば、その分だけ母体も年齢を重ねています。
子宮の環境が妊娠しやすい状態にあっても、受精の主役である卵子の質が低下していると、妊娠に至るのが難しくなるのです。これは自然な体の変化であり、一人目がすぐにできたという過去の経験とは切り離して考える必要があります。下記の記事もぜひご覧ください。

卵子老化のサインをセルフチェック|不妊につながる症状と対策

一人目の出産による母体へのダメージが残っている

出産は女性の体に大きな負担をかける一大イベントです。
特に難産であったり帝王切開であったりした場合、そのダメージが完全に回復するまでには時間がかかります。
産後の回復が不十分なまま二人目の妊活を始めると、体が妊娠を受け入れる準備が整っておらず、うまくいかないことがあります。

例えば骨盤の歪みが残っていたり、出産時の会陰切開の傷が痛んだり、子宮の回復が遅れていたりすると、血流が悪化し、妊娠しにくい状態につながる可能性があります。
母体の回復を最優先し、体の状態を整えることが重要です。

育児による生活リズムの乱れやストレスの蓄積

一人目の育児中は、夜間の授乳やお世話で慢性的な睡眠不足に陥りがちです。
また、自分の食事は後回しになり、栄養バランスが偏ることも少なくありません。
こうした不規則な生活リズムや肉体的な疲労、そして育児に伴う精神的なストレスは、ホルモンバランスの乱れを引き起こす大きな原因となります。
ホルモンバランスが乱れると、排卵が不規則になったり、無排卵になったりすることがあり、妊娠の確率を下げてしまいます。
初めての妊活時とは異なり、育児という大きなタスクを抱えながらの妊活は、心身ともに負担が大きいことを理解しておく必要があります。

男性側に原因があるケースも考えられる

不妊の原因は女性側だけにあるとは限りません。
一人目の時は問題がなかったとしても、その後の数年間でパートナーである男性側に変化が生じている可能性も考えられます。
男性も女性と同様に、加齢によって精子の質や運動率が低下します。
また、仕事のストレスや生活習慣の乱れ、喫煙、過度な飲酒なども精子の状態に悪影響を及ぼすことが知られています。
二人目の妊活がなかなかうまくいかない場合は、女性側の問題だけでなく、男性側の要因も視野に入れ、必要であれば夫婦で一緒に検査を受けることを検討するのも一つの方法です。

二人目の妊娠を希望する経産婦が今からできること

二人目の妊娠に向けて、体の状態や生活習慣を整えることは非常に重要です。
一人目の育児で忙しい毎日の中でも、少し意識を変えるだけで実践できることはたくさんあります。

ここでは、経産婦が二人目の妊娠を希望する場合に、今日から始められる具体的な取り組みを4つ紹介します。
自身の体のリズムを把握し、心身ともに健康な状態を保つことが、新たな命を迎えるための第一歩となります。

基礎体温を記録して排卵のタイミングを予測する

まずは自身の体のリズムを知るために、基礎体温の記録を再開することが基本です。
出産を経て、生理周期や排卵のタイミングが以前と変わっている可能性があります。
毎日決まった時間に基礎体温を測り、グラフにすることで、排卵がきちんと起こっているか、いつ頃排卵しているのかを客観的に把握できます。

排卵日を予測できれば、妊娠の可能性が高いタイミングで性交渉を持つことができ、妊活を効率的に進めることが可能です。
育児で忙しい朝でも、数分の時間を作って計測する習慣をつけましょう。

栄養バランスの整った食生活を心がける

育児中は自分の食事がおろそかになりがちですが、妊娠しやすい体作りのためには栄養バランスの取れた食事が不可欠です。
特に、細胞の生成を助ける葉酸、血液の材料となる鉄分、ホルモンの元となるタンパク質やビタミン、ミネラルを意識して摂取することが大切です。

特定の食品だけを食べるのではなく、主食・主菜・副菜をそろえたバランスの良い食事を一日三食とることを基本にしましょう。
子どもの食事の準備と一緒に、自分のための栄養も考え、インスタント食品や外食に頼りすぎない食生活を心がけることが重要です。

質の良い睡眠を確保して心身のストレスを溜めない

睡眠不足やストレスは、女性ホルモンの分泌をコントロールする脳の視床下部に直接影響を与え、ホルモンバランスを乱す大きな原因となります。
育児中はまとまった睡眠時間を確保するのが難しいかもしれませんが、パートナーと協力したり、子どもが昼寝をしている間に一緒に体を休めたりするなど、少しでも睡眠時間を確保する工夫が必要です。

また、一人で抱え込まずに悩みを話したり、短時間でも好きなことをしてリフレッシュする時間を作ったりして、ストレスを上手に発散することも大切です。
心身の健康が、妊娠への近道となります。

一年以上妊娠しない場合は婦人科の受診を検討する

セルフケアを続けても、避妊せずに性交渉を持っているにもかかわらず一年以上妊娠しない場合は、「二人目不妊」の可能性を考えて婦人科の受診を検討しましょう。
特に、母親の年齢が35歳以上の場合は、半年を目安に早めに専門医に相談することが推奨されています。

検査をすることで、一人目の出産後、体に何か変化が起きていないか、排卵やホルモン値に問題がないかなどを確認できます。
原因がわかれば、適切な治療やアドバイスを受けることができ、妊娠への道筋が見えてくるかもしれません。

経産婦の妊娠に関するよくある質問

二人目の妊娠を考え始めると初産の時との違いや年齢に関する不安など様々な疑問が浮かんでくるものです。
ここでは経産婦の妊娠に関して多くの方が抱く質問とその回答をまとめました。
自身の状況と照らし合わせながら妊活を進める上での参考にしてください。

経産婦と初産婦では、つわりや胎動の感じ方に違いはありますか?

個人差が大きいですが、経産婦の方が胎動を早く感じやすい傾向があります。
これは一度お腹が大きくなった経験から、腸の動きと胎動との違いに気づきやすいためです。
つわりの症状は妊娠ごとに異なり、一人目より軽くなる人もいれば、重くなる人もいるため、一概には言えません。

「二人目不妊」とは、どのくらいの期間妊娠しない場合を指しますか?

一般的に、避妊をせずに性交渉をしても1年以上妊娠しない状態を指します。
ただし、母親の年齢が35歳以上の場合は、卵子の質の低下が急速に進む可能性を考慮し、半年が経過した時点で不妊治療を専門とする医療機関に相談することが推奨されています。

二人目が高齢出産になる場合、どのようなリスクに注意すべきですか?

35歳以上の高齢出産では、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などの合併症リスクが高まります。
また、加齢に伴い、胎児の染色体異常の発生頻度も上昇します。

そのため、出生前診断について検討する方もいます。
リスクを正しく理解し、かかりつけの産婦人科医とよく相談することが重要です。

まとめ

経産婦は、一度出産を経験したことで子宮や産道の状態が妊娠に適していたり、血流が良好に保たれていたりするため、妊娠しやすいとされる側面があります。
また、妊娠・出産経験による精神的な余裕も、スムーズな妊活につながる要因の一つです。

一方で、一人目の出産時から年齢を重ねたことによる卵子の質の変化や、育児による生活習慣の乱れ、ストレスなどが原因で「二人目不妊」に陥る可能性も十分に考えられます。
二人目の妊娠を希望する場合は、まず基礎体温を記録して自身の体のリズムを把握し、栄養バランスの取れた食事や質の良い睡眠を心がけるなど、心身のコンディションを整えることが大切です。

明生鍼灸院が選ばれる理由

明生鍼灸院は、30年以上の臨床経験と7,000組以上の妊娠・出産実績をもとに、不妊に悩む多くの方をサポートしてきました。経産婦の方に多い「二人目不妊」は、年齢による卵子の変化や、出産後の体の回復状態、育児による血流低下やホルモンバランスの乱れなど、複数の要因が重なって起こります。

当院では、こうした経産婦特有の体の変化を丁寧に見極め、一人ひとりに合わせた鍼灸治療を行っています。また、不妊治療専門の俵IVFクリニックと密に連携し、婦人科の最新知識と科学的根拠に基づいた施術を提供している点も大きな特長です。

さらに、日本生殖医学会などで100を超える学会発表を行い、常にエビデンスを重視した治療を追求しています。確かな実績と科学的視点で、経産婦の妊活を根本から支えることが、明生鍼灸院が選ばれ続ける理由です。

鈴木 裕明

明生鍼灸院 院長/全日本鍼灸学会 認定鍼灸師

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