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妊活の豆知識

妊活で温める場所はどこ?温める時期とは?

妊活において体を温める「温活」は、妊娠しやすい体づくりの基礎として重要視されています。
体が冷えていると血行が悪くなり、子宮や卵巣の機能に影響を及ぼす可能性があるためです。
この記事では、妊活中に重点的に温めるべき体の場所や、効果的な温活の方法、そして注意が必要な温める時期について解説します。
自分に合った温活を日常生活に取り入れ、体の内側からコンディションを整えていきましょう。

妊活中に体を温めることが大切な理由

妊活中に体を温めることが推奨されるのは、体の冷えが妊娠の妨げになる可能性があり、子宮や卵巣の機能を正常に保つ上で血行の良さが不可欠だからです。
体が温まり血流が改善されると、妊娠に必要なホルモンが全身に行き渡りやすくなり、子宮内膜が厚くなるための栄養素も十分に供給されます。
ここでは、妊活において温活が大切とされる具体的な理由について詳しく見ていきます。

体の冷えが妊娠の妨げになる可能性がある

体の冷えは血行不良を引き起こし、妊娠に向けた体の準備に影響を与えることがあります。
特に、首や足首といった太い血管が皮膚の近くを通っている部分が冷えると、全身の血液が冷やされやすくなります。
血行が悪化すると、脳から卵巣へホルモン分泌の指令を出す視床下部や下垂体の機能が低下し、ホルモンバランスが乱れる一因となります。
また、体の冷えは自律神経の乱れにもつながり、ストレスを感じやすくなるなど、心身のコンディションを不安定にさせる要因にもなり得ます。

子宮や卵巣の血流を良くするため

子宮や卵巣周辺の血流を良くすることは、妊活において非常に重要です。
血液は、体中に酸素や栄養素を運び、老廃物を回収する役割を担っています。
骨盤内の血流が良好だと、卵巣に十分な栄養が届き、質の良い卵子が育ちやすくなります。
また、子宮への血流が良くなることで、受精卵が着床しやすいように子宮内膜が厚く、ふかふかな状態に整えられます。
腹巻をしたり、お腹や腰にカイロを貼ったりして直接温めることで、子宮や卵巣の血流改善が期待できます。

妊活中に重点的に温めたい3つの場所

全身を温めることはもちろん大切ですが、特に妊活中は意識して温めたいポイントが3つあります。
それは、子宮や卵巣がある「お腹まわり」、下半身の血流の要である「仙骨」、そして女性特有の悩みに効くツボが集中する「足首」です。
これらの場所を効率的に温めることで、骨盤内の血流を促進し、妊娠しやすい体づくりをサポートします。
それぞれの場所を温める効果と具体的な方法について見ていきましょう。

子宮や卵巣があるお腹まわり

妊活において最も重点的に温めたい場所は、子宮や卵巣があるお腹まわりです。
この部分を直接温めることで、骨盤内の血流が促進され、子宮や卵巣の機能が活発になることが期待できます。
腹巻の着用は、お腹を効率よく温めるための基本的な方法です。
寒い時期には、腹巻の上からカイロを貼るのも効果的ですが、低温やけどを防ぐために肌に直接貼らないようにしましょう。

大きな血管と神経が通る仙骨(お尻のあたり)

仙骨は、お尻の少し上にある逆三角形の骨で、骨盤の中心に位置します。
この周辺には下半身につながる太い血管や、子宮や卵巣などの骨盤内臓器の働きをコントロールする自律神経が集中しています。
そのため、仙骨を温めることは、骨盤内全体の血流を効率的に改善し、下半身の冷えを解消するのに非常に効果的です。
椅子に座る際に仙骨部分にカイロを貼ったり、温熱シートを活用したりすることで、腰まわりからじんわりと温かさが広がり、子宮や卵巣の環境を整えるのに役立ちます。

女性特有の悩みに効くツボがある足首

足首は冷えを感じやすい部位の一つであり、重点的に温めるべき場所です。
三陰交という内くるぶしから指4本分上にあるツボは、婦人科系の不調全般に効果があるとされています。
足首にはこのような女性特有の悩みに効くツボが集中しており、この部分が冷えると子宮や卵巣の冷えにもつながってしまいます。
レッグウォーマーや厚手の靴下を活用して、足首を外気から守ることが大切です。
入浴時には、シャワーで済ませずに足首までしっかり湯船に浸かることで、全身の血行を促進する効果も期待できます。

今日からできる!妊活中におすすめの温活方法

妊活のための温活は、特別な準備がなくても日常生活の中で手軽に始めることができます。
カイロや腹巻で外側から温める方法、毎日の入浴で体の芯から温める方法、食事や飲み物で内側から体を温める方法、そして軽い運動で血行を促す方法など、様々なアプローチがあります。
これらの方法を組み合わせ、無理なく継続できる自分に合った温活を見つけることが、妊娠しやすい体づくりへの第一歩です。

カイロや腹巻を使って外側からアプローチする

カイロや腹巻は、手軽に始められる温活の代表的なアイテムです。
特に腹巻は、子宮や卵巣があるお腹まわりを効率的に保温し、内臓の冷えを防ぐのに役立ちます。
寒い日には、腹巻の上からカイロを貼るとさらに効果が高まります。
カイロを貼る場所としておすすめなのは、おへその下にある関元(かんげん)」というツボや、お尻の上にある「仙骨」のあたりです。
これらの場所を温めることで、骨盤内の血行が促進されます。
ただし、低温やけどを避けるため、カイロは肌に直接貼らず、就寝中の使用は控えるようにしましょう。

ぬるめのお湯にゆっくり浸かって体の芯から温める

体の芯から温めるためには、シャワーだけで済ませず、湯船にゆっくり浸かる習慣が効果的です。
38~40℃程度のぬるめのお湯に20分以上浸かることで、体の表面だけでなく深部まで温まり、血行が促進されます。
この入浴法は、副交感神経を優位にし、心身をリラックスさせる効果も期待できるため、ストレス緩和にもつながります。
熱いお湯に短時間入るよりも、リラックスできる温度でじっくりと体を温める方が、温かさが持続しやすいとされています。
お気に入りの入浴剤などを活用して、毎日のバスタイムを温活の時間にしましょう。

体を温める作用のある飲み物や食べ物を選ぶ

体を内側から温めるためには、日々の食事内容を見直すことが重要です。
食材には体を温める性質のものと冷やす性質のものがあります。
生姜、ネギ、ニンニクなどの薬味や、ゴボウ、人参、大根などの根菜類は、体を温める作用があるとされています。
一方で、トマトやきゅうりなどの夏野菜や、南国の果物は体を冷やす傾向があるため、摂りすぎには注意が必要です。
飲み物も、冷たいジュースやコーヒーは避け、白湯やルイボスティー、生姜湯などを選ぶように心がけることで、内臓から体を温めることができます。

軽いストレッチやウォーキングで血行を促す

適度な運動は、筋肉を動かして熱を生み出し、全身の血行を促進する効果的な温活です。
激しい運動をする必要はなく、ウォーキングやヨガ、ストレッチなど、日常生活に取り入れやすい軽い運動で十分です。
特に、下半身の筋肉を動かすスクワットや、股関節まわりのストレッチは、骨盤内の血流を改善するのに役立ちます。
運動を習慣化し、筋肉量を増やすことで基礎代謝が上がり、熱を生み出しやすい、冷えにくい体質へと改善していくことが期待できます。
無理のない範囲で、毎日少しずつ体を動かすことを意識しましょう。

妊活中の温活で注意したいポイント

体を温めることは妊活の基本ですが、ただやみくもに温めれば良いというわけではありません。
特に、月経周期のどの時期であるかによって、温め方には注意が必要です。
良かれと思って行った温活が、かえって体に負担をかけてしまう可能性もゼロではありません。
ここでは、妊活中の温活で特に気をつけたい「温めすぎ」の問題点について、具体的な時期を挙げて解説します。

高温期や着床時期の「温めすぎ」は避ける

低温期に子宮や卵巣を温めて血行を促すことは推奨されますが、排卵後の高温期、特に受精卵が着床する時期の「温めすぎ」には注意が必要です。
受精卵は熱に弱いとされており、カイロや電気毛布などでお腹を長時間にわたって強く温め続けると、着床に影響を与える可能性が指摘されています。
この時期は、カイロなどで局所的に温めるのではなく、レッグウォーマーで足首を温めたり、ぬるめのお湯に浸かったりするなど、全身を穏やかに温める方法に切り替えるのが良いでしょう。
無理をして温めすぎで汗をかくと、逆に体が冷える原因にもなります。
体の状態に合わせて温活の方法を調整することが求められます。

妊活中の「温めること」に関するよくある質問

妊活と温活について調べていると、様々な疑問が浮かぶことがあります。
温活は女性だけがすれば良いのか、夏のような暑い季節でも体を温めるべきなのかといった点は、多くの人が気になるところです。
ここでは、妊活中の温活に関するよくある質問を取り上げ、それぞれの疑問について解説していきます。
正しい知識を持つことで、より効果的に妊活を進めることができます。

男性も体を温めた方が妊活に良い?

女性にとっては体を温めることが妊活に良い影響を与えますが、男性の場合は逆で、精巣を温めすぎないことが重要です。
精子は熱に非常に弱く、精巣の温度が上昇すると、精子の数や運動率が低下する可能性があります。
そのため、長時間のサウナや熱いお風呂、ブリーフのような体に密着する下着の着用、膝の上でのノートパソコンの長時間使用などは避けるべきです。
ただし、全身の血行不良は精子の質の低下につながる可能性もあるため、適度な運動やバランスの良い食事で健康的な体を維持することは、男性の妊活においても大切です。

夏の暑い時期でも体を温める必要はある?

夏の暑い時期であっても、体を冷やさない意識は重要です。
夏は冷房の効いた屋内で過ごす時間が長くなりがちで、知らず知らずのうちに体が冷えてしまう「夏冷え」に陥ることがあります。
また、冷たい飲み物や食べ物を摂る機会が増えることで、内臓が直接冷やされ、消化機能や代謝の低下を招く「内臓型冷え性」になることもあります。
冷房対策としてカーディガンなどの羽織るものを用意したり、飲み物は常温や温かいものを選んだり、シャワーで済ませずに湯船に浸かったりするなど、夏場でも体を内側と外側から冷やさない工夫が必要です。

まとめ

妊活において体を温めることは、血行を促進し、子宮や卵巣の機能をサポートするために重要です。
特に、子宮や卵巣があるお腹まわり、大きな血管や神経が通る仙骨、そして女性特有のツボがある足首の3箇所を重点的に温めることが効果的です。
温活の方法としては、カイロや腹巻の活用、入浴、食事の工夫、適度な運動など、日常生活で実践できるものが多くあります。
ただし、受精卵が熱に弱いとされる高温期や着床時期には、お腹の温めすぎを避けるといった注意も必要です。
体の状態に合わせて温活の方法を調整し、妊娠しやすい体づくりを進めていきましょう。

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