妊活の豆知識

妊活中は運動不足に注意!運動をするメリットや必要な理由など解説

妊活中は運動不足に注意!運動をするメリットや必要な理由など解説|明生鍼灸院

妊活中に運動を取り入れると、精神面でも安定しますし、肉体的にも血流が良くなったり、生活習慣病の予防になったりとメリットは大きいです。妊活に運動が関係あるの?と思われるかもしれませんが、太り過ぎを防ぐだけでも妊娠率が上がる可能性もあります。

今は共働きが当たり前になっていることもあり、毎日忙しい中で運動の時間を捻出するのは難しいかもしれません。ただ、自然妊娠を望んで妊活をしている方こそ、日々の生活に運動を取り入れて、妊活中のストレスなども発散してみてください。

妊活中に運動不足は良くない理由

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妊活中に運動不足が良くない理由は、筋肉量が減って基礎代謝が落ち、血行が悪くなるからです。また、運動不足で血行不良になると、子宮や卵巣へ送られる栄養が足りなくなり、生殖機能の働きが落ちるとも言われています。

運動不足は不妊になりやすくなる?

筋肉の働きは手足を動かす時に必須ですが、他にも血液を体内に循環させたり、体内の老廃物を排出させたり、心臓などの臓器のサポート的役割もあります。筋肉を作るには運動が必要ですが、運動不足が続くと筋肉が落ちていき、血流も滞りがちになるなどの問題が発生します。

さらに、女性ホルモンが乱れやすくなり、それによって月経不順も発生し、より妊娠しにくい体になるなど悪循環も生まれます。

妊活中の運動で卵子も育つ

運動不足を解消できれば、血流が改善されて卵巣の血流も良くなります。なぜ血流が重要かと言えば、血液には沢山の栄養素が含まれているからです。妊娠中の胎児への栄養が血流で運ばれることからもわかるように、血液は卵巣に栄養を送ってくれる大事な要素でもあります。女性の体には生まれた時にはすでに卵子が存在しており、卵子が育つことで、年頃になると生理が来ています。

質の良い卵子を排卵するには、卵子の質が大切で、そのためにも卵巣に血液が流れていくことが重要です。卵巣の血流が良いと言うことは、言い換えれば、栄養が十分な質の良い卵子が育ちやすいということでもあります。

妊活中に運動をするメリット5選

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妊活中は、軽い運動を習慣づけると、より妊娠しやすい体へと変化します。血流が良くなると卵子の質が良くなると書きましたが、それ以外にも妊活中に運動するメリットはあるので、以下に見ていきましょう。

メリット①:生活習慣病の予防

適度な運動をすることで「糖尿病・脂質異常症・高血圧」の予防になることはご存じの方も多いでしょう。運動では、内臓脂肪の減少にも効果があるため、生活習慣病の予防や改善にも役立ちます。特に、昨今問題視される糖尿病や肥満などの生活習慣病は、妊娠高血圧症候群、糖尿病合併妊娠(妊娠中に糖尿病を併発)などのリスクも高まります。

また、肥満などの生活習慣病は、女性ホルモンのバランスを乱しやすくするため、妊活中は特に生活習慣病が発生しないように注意が必要です。

メリット②:酸化ストレスを防ぐ

人間は高いストレスを感じると、体内で活性酸素が増え、酸化ストレスによって体が錆びついてしまいます。酸化ストレスが引き起こされると、細胞の老化が早まり、精子や卵子の質を低下させる原因にもなります。そのため、妊活中は軽くで良いので運動習慣を身につけるようにし、運動によってストレスを発散させるなどの対処が必要です。

メリット③:基礎代謝力アップ

基礎代謝は、寝ていても消費されるエネルギーで、生命維持には欠かせないエネルギーでもあります。運動不足や加齢によって、基礎代謝はどんどんと落ちていきますが、一番の問題は肥満になることです。上記でも説明しましたが、肥満は女性ホルモンを乱す原因にもなります。

肥満を防ぐためには、運動をするようにして体のエネルギー量を増やし、脂肪が燃えやすい体にするのが近道です。基礎代謝をアップさせるためにも、妊活中は運動習慣を身に付けるようにしてください。

メリット④:気分が晴れる

ストレスを防ぐのと似た意味ですが、運動をすると気分が晴れる方も多いです。ストレスを溜め込むと良くないのは言うまでもありませんが、運動をして、気分の落ち込みが晴れた方も大勢いらっしゃいます。

ただ、1週間毎日運動をするとなると、それが逆にストレスになることもあります。とはいえ、1週間に2時間以上の運動をすると、抑うつの発生が半減したとの調査結果もあるようです。そのため、妊活中に気分が塞ぎがちな方ほど、運動はおすすめです。

メリット⑤:体重管理が順調に

体重は重すぎても軽すぎても、妊娠率が低下すると言われています。特に、体重が重くなりすぎると、例え妊娠できたとしても母体や胎児に悪影響を及ぼす可能性が高いです。もし、自分の体重が適正かどうかを確かめたいのであれば、BMI値を計算してみるのがおすすめです。BMIを計算するには「体重(kg)÷ 身長(m)×身長(m)」でわかるので、まずは自分が現在どの体型に分類されるのかを確認してみましょう。

妊活での運動不足にぴったりの運動とは?

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妊活中に自然妊娠を望むのであれば、運動をして基礎代謝を上げるのが効果的です。ゆっくりと息をしながら行う有酸素運動であれば、効率的に基礎代謝を上げられます。以下に、妊活中の運動不足解消にぴったりの運動メニューなどご紹介します。

ウォーキングで血行改善

ウォーキングは、軽く汗ばむ程度で行うのがポイントで、主に下半身の血行が良くなると言われています。具体的には、ウォーキングによって下半身=子宮が温まり、受精卵が子宮内に着床するための良い環境を作り出してくれます。最初からマラソンのように長く走る必要はないので、1日30分を目安としてウォーキングを始めてみましょう。

また、歩くことによって骨盤底筋が鍛えられるので、安産にもなりやすくなるなどメリットも大きいです。外の空気を吸うと良い気分転換にもなり、ストレスも減少と良いこと尽くめなのがウォーキングの特徴でもあります。

ストレッチで骨盤の歪みを改善

骨盤の歪みを解消するのも、妊娠しやすい体作りの第一歩です。骨盤の位置が矯正されれば、子宮や卵巣への圧迫がなくなるため、不妊症も改善されると言われています。骨盤の歪みを解消する方法は多くありますが、一番簡単にできるものと言えばストレッチです。ストレッチも長く行う必要はなく、1日10分で良いので、お風呂上りなどに実践してみましょう。始めから無理をすると続けるのが難しくなるので、最初は少しずつ体を慣らしていくのがポイントです。

ヨガで呼吸を整える

ヨガは、ゆっくりとした動きに呼吸法を取り入れた運動で、女性人気が高い運動でもあります。中には、女性ホルモンのバランスを整えるヨガなどもあり、ホットヨガならダイエット効果も期待できるとなると、妊活中にはぜひ取り入れたい運動です。

気分転換をしたいならヨガ教室に行くなどの方法もありますが、家の中でもヨガマットだけ用意すれば、テレビで動画を見ながらチャレンジできます。ヨガは無理をする必要がないので、体調を確認しながら、毎日続けるようにしてみてください。

妊活中の運動で注意したい運動とは?

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運動は妊娠しやすい体作りにおすすめですが、ハードすぎる運動は逆に妊娠しづらい体を作ってしまいます。ハードな運動は、大量の酸素を取り込むことで、その分活性酵素も急増してしまい、卵子にダメージを与えることもあるからです。また、妊活中は気づかないうちに自然妊娠している可能性もあるため、以下に該当する運動は避けるようにしてください。

転倒や落下の危険がある運動はNG

転倒や落下の危険性がある運動は、妊活中は避けるようにします。例えば、スキー、スケート、ボクササイズ、サッカー、体操競技などはやらないようにしましょう。どれも運動中にケガをする可能性があり、ケガをすればその間は動けなくなるため、肝心の運動を続けられなくなります。軽い運動と思っていても、転倒や落下などの危険性がある場合は、体のどこかを痛める可能性があるのでおすすめできません。

妊活中の運動は男性にも必要?

妊活中は女性だけでなく、男性も運動不足には注意した方が良いと言われています。理由は、新陳代謝を活発化させるのは健康的な精子を作る上でも大切なことだからです。ただ、仕事で忙しい中、運動の時間を捻出するのは大変ですし、運動をしなければと余計なストレスを抱え込みかねません。

そのため、まずは無理をしない程度のペースで軽い運動から始めてみましょう。ジムなどに通わなくても、エレベーターを使わずに階段を使うようにする、1つ先の駅まで歩くなどでも大丈夫です。大切なのは運動を続けることなので、細く長いペースで運動に取り組むのがおすすめです。

鍼灸を利用する方法もある

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人間の骨盤は、四足歩行の名残りが残っているせいか、骨盤が30度ほど傾いており、負担がかかりやすい仕組みになっています。それらに加え、昔よりも歩く機会が減っている=運動不足などの影響で足腰が弱体化しているのも、骨盤の歪みに拍車をかけているようです。骨盤は周囲の筋肉によって支えられていますが、筋肉のバランスが崩れることで、骨盤の歪みが発生し、子宮や卵巣が本来の働きが出来ないなどの問題も指摘されています。

そのような時におすすめなのが「鍼灸」です。鍼灸治療で骨盤を支える筋肉の緊張を緩めることで、骨盤の歪みを調整する方法もあります。運動不足で血流が悪くなっている時などは、運動をするのが簡単な解決策かもしれません。ただ、骨盤の歪みが心配な方は鍼灸治療も候補に入れてみてください。

まとめ

妊活中は、運動不足になりがちですが、運動をしないでいると基礎代謝が落ちたり、血流が悪くなったりして、妊娠しづらい体にと変化してしまいます。運動がもたらすメリットは多く、精神的にもストレス発散になったり、気分が晴れたりなど、心身とも健康にもなれます。特に、自然妊娠を望んで妊活をしている方は普段の生活の中に運動を取り入れれば、より妊娠しやすい体になれるかもしれません。もし妊娠率を上げたいのであれば、ぜひ運動を取り入れて、日々のストレスなども発散してみてください。

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