妊活の豆知識

妊活中にお灸で冷え対策?鍼とお灸の違いや施術内容などご紹介

妊活中にお灸で冷え対策?鍼とお灸の違いや施術内容などご紹介|明生鍼灸院

妊活中は冷えが大敵となるため、お灸や鍼などで体を温めるのが効果的とされます。冷えが大敵となる一番の理由は、血行が悪くなることですが、生殖器官の冷えは重要な問題です。今回は、お灸と鍼の違い、どんな鍼灸施術があるのかなどをご紹介します。

自然妊娠を望まれている方は、お灸や鍼を利用すれば、妊娠率も上がるかもしれません。まずは鍼灸院などに相談し、体に合わせた施術を受けてみてください。

妊活にお灸がおすすめの理由

妊活中にお灸で冷え対策?鍼とお灸の違いや施術内容などご紹介|明生鍼灸院

妊活中には冷えが大敵とされます。冷えを改善するには、生活習慣や食習慣を見直すという方法もありますが、お灸や鍼で冷えを改善するのもおすすめです。鍼灸を受けるだけでも、冷えはもちろん、妊活中の様々な問題が解決するかもしれません。

妊活におすすめの鍼灸施術4選

もちろん、妊活中には冷え以外の問題も発生しますが、筋肉をほぐしたり、精神的に安定したりなど、施術を受けるメリットは大きいです。悩みを解決する手段として、明生鍼灸院での施術内容を4選してご紹介します。

①:婦人科的不妊

「子宮内膜症・子宮筋腫・多嚢胞性卵巣(PCO)」などの器質的原因、または「黄体機能不全・高プロラクチン血症・排卵障害・子宮内膜着床不全」などの機能的原因で不妊となるケースがあります。原因がこれらの疾患にある場合は、骨盤の歪みやストレス、食生活の乱れ、冷えなどが重なり、「瘀血(おけつ)」が作られる状況が多くなります。

結果、子宮や卵巣の機能が低下してしまい、不妊の原因の1つです。明生鍼灸院の治療では、アプローチしにくい子宮の環境に、鍼灸を併用することで血流を増加させ、妊娠しやすい環境にしてくれます。疾患に不妊の原因がある場合は、婦人科的不妊の施術を受けてみるのもおすすめです。

②:整形外科的不妊

骨盤内には膀胱や直腸がありますが、女性には妊娠に必要な卵巣や子宮などの生殖器も同じ場所に存在します。骨盤の環境は妊娠に大きく影響するとされており、こちらも不妊の原因の1つです。そもそも、人間の骨盤は四足歩行の名残りからか、骨盤が30度ほど傾き、より負担がかかりやすくなっています。

それに加え、昔に比べ歩く機会や、基礎体力が落ちているため、足腰が弱体化することで、さらに骨盤の負担に拍車をかけています。骨盤は周囲の筋肉によって支えられていますが、筋肉のバランスが崩れると骨盤の歪みにつながり、子宮や卵巣も本来の働きを行うことが出来なくなります。

そこで、鍼灸の施術を受ければ、筋肉の緊張を緩めて、骨盤の歪みを調整するなどして、血行不良の改善も可能です。

③:内科的不妊

女性は年頃になると月経が始まりますが、この月経は女性にとって身体的負担が大きい部分です。負担に様々な要因がプラスされ、内臓の働きが低下することで、身体はまず生殖器の働きを弱め、生命維持の臓器を優先させます。そのため、妊娠するだけの機能が発揮できないため、妊娠しにくくなってしまいます。

生命を維持するために、体を「妊娠させないようにしている」のと同じ状況です。また、月経周期と体重は深く関係しあっていて、過食や運動不足による肥満、無理なダイエットや摂食障害で体重が減少し痩せ状態になると、月経不順や無月経などの月経異常を引き起こします。

鍼灸は自律神経系の働きを整えることで内臓本来の機能を発揮できるように改善します。その結果生殖器系にも作用することで妊娠しやすい体づくりの一助となります。

④:心療内科的不妊

ホルモン分泌や自律神経の働きの中枢でもある視床下部では、過度なストレスを受けるとホルモン分泌指令を出さなくなります。指令が出ないことによって、ホルモンバランスが乱れれば、月経不順・排卵障害・不正出血を引き起こす可能性も高くなります。

一方、自律神経が乱れると「不眠・不安・冷え・頭痛・いらいら」などの症状が現れるなど、心身ともにバランスを崩す可能性大です。これらの症状は、継続的に鍼灸治療を行うことで軽減するとも言われており、自律神経を整えることで、ホルモン分泌状態が安定し、妊娠しやすい身体へと導いてくれます。

お灸と鍼の違いは?

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お灸は熱を用いた刺激方法です。皮膚に熱を加えることで体内に変化を及ぼし、自律神経系や免疫系に作用します。その結果、血流を改善したり局所の治癒を促進します。鍼はわざと僅かな傷を作ることで体の傷を再生する力を利用しています。体が傷つくと細胞内の物質が神経を刺激してその信号が脳に伝わります。そして脳から局所に傷を治すためや痛みを抑えるための命令が伝えられます。その結果血管が拡張して血流が改善したり、自律神経系や免疫系に作用することで様々な効果を得ることができます。

お灸の特徴

東洋医学の観点では、体の不調は1箇所だけに留まらず、体全体のバランスにも影響すると考えます。そのため、お灸で体全体の血行の巡りなどを良くし、体そのものの治癒力を高める必要があります。また、お灸をすれば、免疫力や代謝をアップすることも可能と言われており、「リラックス感」「血流の改善」「鎮痛効果」「自律神経の調整」「女性ホルモンなどの調整」など期待できる効果は高いです。

鍼灸の特徴

鍼灸の施術では、鍼を患部やツボなどに打つことで、体のバランスを整えるのが一番の狙いです。鍼にもよりますが、多くの施術では痛みを感じることはない分、受けやすい施術でもあります。特に、鍼灸の施術では、自律神経を整えられるのが魅力で、自律神経が原因となる症状のほとんどが鍼灸の施術で回復するとも言われています。

不妊鍼灸の効果が出る期間

妊活中の不妊鍼灸施術の場合、体質改善なら効果が現れるまでに4~6か月、体調を整えたい場合は1回でも効果が得られると言われています。妊娠しやすい体を作るためには、血流が悪くなり、固くなった子宮や卵巣の真の機能を回復させるわけですから、数か月以上の年月がかかる計算です。

もし妊活中に自然妊娠を目指している方は、鍼灸施術で体質改善から始めてみると良いかもしれません。

鍼灸でも使われる妊活のツボとは?

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妊活に効くツボには色々ありますが、中でも代表的な三つのツボについて、以下にご紹介します。

三陰交(さんいんこう)

妊活のツボとも言われる「三陰交(さんいんこう)」は、瘀血(おけつ=どろどろの血液)や血虚(けっきょ=栄養不足)、腎虚(じんきょ=生命力が弱る)、冷えなどに効果があるとされます。

施術では、このツボを使うことが非常に多く、長期的にお灸をすれば、生理痛の軽減なども期待できます。他にも、頭痛、肩こり、冷え、腰痛などにも効果があるとされるため、様々な症状に効くツボの1つです。

太渓(たいけい)

腰にある「太渓(たいけい)」は、腎臓との関連が深いツボの1つです。下半身の冷えや腎虚(じんきょ)などに効果があるとされ、体内の水分がうまく循環していない方に良く使われます。

次髎(じりょう)

「次髎(じりょう)」のツボは、骨盤にあります。骨盤の歪みを治すことで、様々な腰の症状を軽減する働きがあります。また、腰の血行不良も改善されるので、冷えにも効くと言われるツボの1つです。

妊活中の鍼灸でよくある疑問

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初めての鍼灸では、何か問題が出るのでは?と不安に思うことも多々あるでしょう。特に、妊活中に鍼灸施術を受けてみようという方は、以下の疑問をすっきりさせて、不安を取り除いてみましょう。

副作用はある?

恐らく初めて施術を受ける方のほとんどが不安になるのが「副作用」についてでしょう。施術を行うクリニックにもよりますが、明生鍼灸院では鍼灸の施術で副作用が出ることはありません。ただ、稀なケースではありますが、施術後に体のだるさを感じたり、眠気を催したりすることはあります。

とはいえ、これは副作用ではなく、施術がうまくいって血の巡りが良くなっている証拠です。できるだけ、だるさを感じたくないのであれば、その旨を伝えれば、体に合った施術をしてくれます。

施術後に跡は残る?

鍼灸の施術では、体に数ミリ程度の鍼が刺さるため、稀に内出血を起こすことがあります。ただ、数日経てば段々と消えていき、跡が残ることはないので安心してください。ちなみに、明生鍼灸院ではお灸の治療に、直接灸(皮膚に直接置くタイプのお灸)ではなく、温灸や電子温灸器を使用しているため、跡が残ることはありません。

西洋医学との併用も可能

西洋医学と言えば薬の治療が代表的ですが、鍼灸の施術と西洋医学=薬との併用は問題なしとされます。むしろ併用することで症状が早く改善されるなどのケースもあるくらいです。ただ、なるべく薬に頼りたくないという方は、併用するかどうかを相談してみてください。

まとめ

妊活中にお灸や鍼の施術を受けると、冷えなどが改善され、血行も良くなります。血行が良くなれば、生殖器官にも血液が行き渡り、妊娠しやすい体になることが期待できます。鍼灸と一口に言っても、どこからアプローチするかで施術内容も変わるため、まずは鍼灸院に症状を相談し、体に合った施術を受けてみるようにしてください。

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